白鵝亮翅について、套路上の注意点を2点だけ。
まずは動画です。
最初に立った位置に戻ってくる、と言うところがまず1点。
金剛搗碓から、両手が一順一逆して前方に「擠」のとき、
ただ単に、その場で左足を後ろへ下げるのではなく、
套路が始まる最初に立っていた位置へ、
つまり斜め左後ろへ下がります。
最初の位置に戻るわけですね。
そこから、右足を振り子のように振り出して歩を進めます。
このとき、足は自然に振り出すのですから、
ここは足が振り出される早さを利用します。
この足を振り出す早さをゆっくりやることは出来ません。
自然に振りだされるわけですから。
これが2点目の注意事項です。
角度を変えてもう一度。
陳氏太極拳では、白鵝亮翅(はくがりょうし)と言いますが、
別の流派では、白鶴亮翅(はっかくりょうし)と言うところがあります。
白鵝とは白いガチョウです。
私は鶴よりもガチョウだと思います。
鶴のほうが品が良さそうに思えますよね。
ですが、この動作ですから、なんか、ガチョウっぽいと思っています。
白鶴拳とか、空手の型では岩鶴(がんかく)とか、鶴の動作を取り入れたり、
または、鶴を名称に使ったり、鶴は人気者ですね。
今後、私はガチョウを応援します。
確か、「ニルスの不思議な旅」っていうアニメが、その昔NHKでやってましたが、
ガチョウのモルテンがいましたね。
あのガチョウはなんと、雁の群れとともにニルスを乗せて大陸横断します。ありえません。
白いガチョウ、白鵝です。
白鵝亮翅とは、たぶんこのガチョウのモルテンのことをいうのでしょう。
別に他意は無い・・・。