稽古生の奇跡(?)と言ってもいいでしょう。

やわらの技 天神明進流柔術

タイトルだけ見ると、えらいこっちゃなんですが、

でもまあ奇跡的と言っても過言ではないようなことなので、

ちょっと解説します。

まずは動画をどうぞ。

昨日紹介した「友千鳥」ですが、稽古生がやってみました。

実に見事に掛けております。全く型通りです。

私より上手いですね。

さて、この稽古生ですが、

実は今まで全く出来ませんでした。

この技だけでなく、投げ技全般が苦手で、

相手を投げるどころか、投げるところまでもって行くことすら出来ませんでした。

例えば、この友千鳥で言うと、相手の下にしゃがみこむところさえ出来ませんでした。

足がもつれたり、タイミングが合わなかったり、力が強く相手に逃げられたりと・・・。

太極拳の理論を考えると、この技のやり方が直ぐに見えて来ます。

「全身清浄」「放鬆」は当たり前ですが、

一番大事なのは「収勢」です。

柔術の技で、収勢が一番大事だということが、今回の解析で分かってきました。

相手の道着を掴んだところから、直ぐに収勢をするように「撇身捶」を行います。

「撇身捶」ですが、套路どおりやると弓歩(後屈立ち)ですが、ここでは膝を突いてしまいます。

そうするだけで、力感無く、相手を引っ張ることも無く、実に軽く掛かります。

足のタイミングを合わせるとか、相手の下に上手くもぐりこむとか、そんな考えは一切ありません。

「収勢」の身体使いで 「撇身捶」を行う、たったこれだけです。

ここでもやはり「重力加速度」を最大限使っています。

このように、太極拳の理論を使うだけで、今まで全く出来なかった投げ技が、

たった30分くらいで、このように見事に出来るようになりました。

実はこの後、いくつかの投げ技を試しにやったのですが、

彼はそのどれも、見事に掛けることができました。

彼は、私の師匠の山﨑寛先生も認める腕の持ち主ですので、

こういったことが直ぐに出来るようになったのでしょう。

では、他の稽古生では、どうなるのでしょうか・・。

続く。

 

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