音楽を流して套路をやりません。

太極拳 相武会 厚木 相模原 記事

昨日、厚木教室の練習日でした。

現在、無料体験中の主婦の方が、稽古終了後、面白いことを言ってました。

「太極拳教室を結構探したんですけど、ほとんど制定拳で、制定拳だったらやりたくなかったので、あと、おそろいのTシャツとか着てやったりとか、音楽を流して套路をやったりとか、したくなくて。」

といったようなことを言ってました。

ああ、なるほど、と思いました。

さて、まず制定拳とは何か?ということですが、これは以下に引用します。

太極拳の健康効果は古くから知られていたが、その習得は容易ではなく、万人向けと言えるものではなかった。そのため、第二次世界大戦後の1949年に建国した中華人民共和国国家体育運動委員会は伝統拳の健康増進効果はそのままに、誰にでも学ぶことのできる新しい太極拳を作ることを目標に著名な武術家に命じ、楊式太極拳を基に簡略化した套路を編纂、1956年に簡化太極拳(二十四式太極拳)を制定した[5]。これが制定拳の始まりである。制定拳という名称は本来、「国家が制定した套路」という意味を持つ。
制定拳は一種の健康体操として世界的に広められ、またそれと並行して競技化や新たな套路の編纂も行われていた。現在はグループ表演や競技会も盛んに催されるなど運動競技としての一面も強くなり、その一方で、武術的な側面から制定拳を再編する動きも生まれている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

簡単に言えば、中国国家が作った競技や表演用の太極拳、というところでしょう。

このような制定拳を教えているところはとても多いです。

少なくとも、○○太極拳協会とか、○○太極拳連盟など、こういったところに所属している教室は、まあほとんど制定拳ですね。○○武術太極拳○○とかも、武術と言ってますが、表演です。

中国で習った、と言っても、体育学校とかで習った場合、全て競技・表演用です。

陳家溝で習ったとか、習いに行った、と言っても、これもやはり制定拳の範疇を出ません。

知っている人が見れば、その違いは一目瞭然です。

本当の太極拳であれば、套路をやっている間は、勁が出続けています。

制定拳は、勁は出ていません。

太極拳の勁とは、纏絲勁のことです。

纏絲勁が運用できていないのであれば、それは太極拳ではありません。

表演用の太極拳は、見栄えだけを重要視しますので、勁は関係ありません。動きにも無理があり、断勁しまくっています。ゆっくりやっているからと言って、体に負担がかからないというのはウソです。

例えば、蹴りの動作をゆっくりやった場合、脚の筋肉にはかなりの負担がかかります。

蹴りはゆっくりやるものではありませんので、脚をまっすぐ伸ばしてピタッと止めて静止することには、武術的に何の意味もありません。返って、脚や腰の筋肉を硬くしてしまい、かなり体に悪そうです。

本来のあるべき形の太極拳をやるほうが、私は良いと思っています。

ちなみに当会は、おそろいのTシャツもありませんし、音楽を流して套路を稽古しません。

偉い中国の先生に教わりに行く為に、高額な料金を払うこともありませんし、表演服など太極拳グッズを買わせることもありません。

もし宜しければ、一緒に練習しましょう。

 

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