毎週投稿!鋭貫道「横蹴り」超ショート動画公開
毎週恒例の超ショート動画、今回は「横蹴り」に焦点を当てます。
しかし、これは一般的な空手などで見られる横蹴りとは全く異なります。なぜこの蹴りが「実戦的」であり、「驚異的な威力」を持つのか、その独自の技術とポイントを解説します。
それではまず動画をご覧ください。↓↓
鋭貫道「横蹴り」が一般的な蹴りと決定的に違う点
鋭貫道で指導するこの横蹴りには、他流派の蹴りには見られない3つの大きな特徴があります。
1. 命中箇所は「踵」:相手を吹き飛ばす衝撃力
空手でいう横蹴りが足の小指側の足刀部を当てるのに対し、鋭貫道の横蹴りは「踵(かかと)」を相手に当てます。これにより、小さな面積に力が集中し、突き刺すような強烈な衝撃と、相手を後ろに弾き飛ばすほどの威力を生み出します。
2. 「横」で蹴らない独自の身体操作
名称は「横蹴り」ですが、実際は真横で蹴る動作ではありません。
この蹴りでは、最初に蹴る場所を確認した後は、相手に一時的にお尻を向ける体勢になります。一般的な武術のように蹴り始めから終わりまで相手を見続けることはできません。そのため、正確に目標を捉えるには徹底した反復稽古が不可欠です。
3. 弓なりに反る体幹が威力を最大化
体勢の秘密は、当たる瞬間のフォームにあります。
身体を足から弓なりに伸ばし、少し背中が反った状態になるよう伸展させます。このとき、胸側が大きく開き、両肘を外側・後ろ気味に開くのがポイントです。この独特の体幹の使い方が、全身の力を効率よく伝達し、凄まじい破壊力を生み出します。
さらなる高みへ:二段蹴りによる威力増強
この横蹴りを二段蹴りで行うことで、威力はさらに増します。相手に近づきながら助走をつけ、軸足の着地と同時に蹴り込むため、難易度は増しますが、その実戦での効果は絶大です。
動画では、威力の正確な狙いを実証するため、あえて小さなパンチングミットで受けています。(本来はキックミットなどで受けるのが安全ですが、的を正確に狙える集中力もご覧ください。)
(…実のところ、車からキックミットを持ってくるのが面倒だったという裏話もありますが…、これも含めてお楽しみいただければ幸いです!)