日々の稽古に励む皆さんも、何か新しい武道を始めてみたいと考えている方も、当会派で教えている「影流刀道(かげりゅうとうどう)」のような剣術は、体験したことは無いはずです。
それでは動画をご覧ください。
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影流刀道の最大の特長、それは、「自分が斬られる確率を限りなくゼロに近づける」という、極めて合理的な発想に基づいて構築されている点にあります。相手の攻撃を先読みするのではなく、相手の斬りつけに合わせて一歩踏み込むだけで、驚くほど安全に、かつ効果的に対処できてしまうのです。
もし一瞬、タイミングが遅れたとしても心配はいりません。刀身が瞬時に強固な「盾」となり、相手の剣からあなた自身を守ってくれます。素早く間合いに入ることができれば、その刀身はたちまち鋭い「刃」へと変わり、相手を制圧することが可能です。
動画で解説!【担ぎ太刀】の合理的な二つの技
今回の動画では、影流刀道の代名詞とも言える「担ぎ太刀」からの代表的な二つの技を撮影しました。
- 究極の「相打ち拒否」技
相手の斬りつけに合わせ、迷わず間合いへと踏み込む技です。
間合いが近ければ… 相手の胸、喉、脇の下といった急所を確実に斬りつけます。
少し離れていれば… 相手の腕や手を狙い、戦闘能力を奪います。
さらに離れていれば… こちらの刀身が完璧な防御となり、相手の斬撃を受け止めます。
この技の巧妙な点は、素早く入れば剣先が相手の喉元に届く攻撃であると同時に、相手が振り下ろす太刀筋を自分の刀身が完全にブロックし、それ以上の斬り下ろしを許さない防御も兼ねている点です。まさに、攻防一体の極意が詰まっています。
- 「遅れても間に合う」逆転の対処術
これは、万が一相手の斬撃を受けることになってしまった場合の「保険」となる技です。
相手の斬撃を自らの刀で受け止めた直後、身体を右へ切るように動くことで、刀を軽やかに翻します。その勢いのまま、相手の右肩から左脇腹にかけて斜め下へと斬りつけます。
相手の攻撃を耐えるだけでなく、受けた後の一連の身体操作で、即座にカウンターアタックに転じる。この無駄のない動きこそ、影流刀道の真髄です。
刀を「斬る道具」ではなく「盾」として使う発想
影流刀道の根本的な発想は、「刀で相手を斬りつける」ではなく、「刀を盾として使う」ことにあります。
常に刀の刃先を相手に向け、最悪の状況(斬撃に間に合わないとき)でも、自分が斬られるのではなく、相手の剣を刃で受け止めるという合理性を徹底しています。この安心感があるからこそ、私たちは思い切って相手の間合いに踏み込むという、護身において最も重要な行動を取れるようになるのです。
遠心力を使って刀を振り下ろす事をせず、常に刀を自分の身体の近くに配置し、刃を相手に向けておくことで、腕力に頼らずとも、護身と攻撃の両立を実現しています。
この合理的な身体操作は、実生活で刀を使うことはなくとも、「鋭貫道(えいかんどう)」や、日常生活における俊敏性や体の使い方を鍛える補助的な訓練としても、極めて有効です。
中二病の私がおススメする影流刀道
私はこの影流刀道の稽古を通して、「中二病」と言われようとも、もしもの時に刀で戦える自分であろうと日々本気で考えています(映画「ジョン・ウィック」の影響は否めません…!)。
しかし、冗談抜きで、この「斬られない剣」の発想と身体操作は、現代に生きる私たちにとっても、自分の身を守るための究極の知恵と技術を与えてくれます。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度、この影流刀道の稽古を体験してみませんか?
↓ それでは、理に適った護身の剣の動きを、一度体験してみてください。 ↓
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