習得したい技:ナイフ取り

記事

先日、X(旧Twitter)に「ナイフ取り」の動画を2つ投稿しました。

ナイフ取りは、非常に難度の高い技術です。 目指しているのは、こちらが丸腰、相手がナイフを持っているという設定で、とっさに何かしらの対処ができるレベルです。

師匠からは、 「完全に無傷で済ますのは困難だろう。切られたとしても命に別状はない場所(腕の外側など)を盾として使い、ナイフを持った相手の腕ごと制する」 という教えを受けています。

やはり、鞄やリュックなどの手荷物があれば、ある程度の安全面は担保できます。バッグなどを盾にして相手の攻撃を回避し、うまく接近して技を掛けるか、もしくは速攻で逃げるか。 基本はこの二択であり、どちらを選ぶかはその時の状況に応じます。

動画を見てもわかるように、スマートにカッコよく捌いて技を掛け、相手を制する……なんてことは、なかなか出来るものではありません。 これがリアルだった場合、その緊張感や「生き死に」が掛かっているプレッシャーの中で、100%実力を出して対処するのは遥かに困難でしょう。

武術の稽古としては大変面白いので、いろいろと技を試してはいますが、実際にはまだお遊びの範疇を出ていませんね。

本当にこんな場面に遭遇したら、逃げられないのであればやるしかないですし、そうでなければ「逃げるが勝ち」です。 とにかく、早く警察を呼びましょう。 警察を呼んで、来るまでの間なんとか持ちこたえられれば、護身としては成功と思っていいのではないかと考えています。

これからも、この『生存するための技術』を、謙虚に突き詰めていきたいと思います。