犯罪被害に遭わないための最低限の身体の使い方

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護身術というと、複雑な技や特別なトレーニングが必要なものだと思われがちです。
しかし実際のところ、犯罪被害を避けるために必要な身体の使い方は、それほど多くありません。
むしろ、いくつかの基本的な感覚と動作を身につけておくだけで、いざというときの対処がまるで変わってきます。

「気づく」身体を作る

犯罪被害の多くは、被害者が危険に気づかないまま近づかれることから始まります。技術の前に、まず必要なのは「気づく」感覚です。
周囲の人の動きや視線、距離感に自然と意識が向くようになること。これは特別な才能ではなく、稽古を通じて養われるものです。武術の稽古を続けていくと、相手との間合いに敏感になっていきます。「何か変だ」と感じる感覚が研ぎ澄まされてくる。その感覚こそが、被害に遭う前に状況を回避するための最初の防衛線になります。

距離を保つ

犯罪者が暴力をふるうためには、被害者との距離を詰める必要があります。逆に言えば、適切な距離を保つことができれば、多くの危険は回避できます。
知らない人が不自然に近づいてきたとき、自然に一歩引く。狭い場所に誘導されそうなとき、その場に留まらない。こうした判断と動作は、間合いの感覚が身についていれば自然にできるようになります。武術における「間合い」の稽古は、そのまま日常の護身につながるものです。

声を出す、逃げる

実際に危険な場面に直面したとき、まず有効なのは大きな声を出すことと、その場から逃げることです。これは当たり前のように聞こえますが、いざとなると身体が固まってしまい、声も出せず動けなくなる方は少なくありません。
稽古の中で緊張した状況に慣れておくことで、いざというときに身体が動くようになります。技を使う前に、まず声と足を使う。この順番を身体に覚えさせておくことが、護身の基本です。

倒れない身体を作る

突き飛ばされたり、つまずいたりしたときに、とっさに身体を立て直せるかどうか。これも護身において重要な要素の一つです。
体幹が安定していると、不意の衝撃を受けても踏みとどまることができます。鋭貫道では、肚(はら)を中心とした身体の使い方を重視しています。華やかな技の前に、まず立っていられる身体。それが土台になります。

「最低限」を積み重ねることの意味

ここに挙げたことは、どれも地味に見えるかもしれません。しかし、気づく、距離を保つ、声を出す、逃げる、倒れない。この五つが自然にできる身体になっていれば、多くの犯罪被害は防げます。
派手な技を身につける前に、まずこの「最低限」を自分のものにすること。雙武会の稽古では、そこから丁寧に積み上げていきます。難しい技術は、その先にあるものです。

厚木・愛川周辺で護身術に興味をお持ちの方は、まず無料体験にいらしてください。経験不問、体力不問。一緒に、自分を守れる身体を作っていきましょう。