武器術の手慣らし動画を2本アップしました。

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手慣らしとは文字通り、武器に日常的に触れ、動かし続けることで手の内を作っていく稽古です。特別な動きはありません。ゆっくりと、力を抜いた状態で行っています。

鎌の手慣らし

沖縄古武道には鎌を使った型があります。稽古・演武用の鎌もありますが、私はホームセンターで購入した実用の鎌を使っています。切れ味がありますので、扱いには十分な注意が必要です。

最初のうちは、木製の演武用鎌か、刃にカバーをつけた状態で練習することをお勧めします。

この手慣らし動作は、鎌の型から取り出したもので、手を持ち帰る動作を含む少し難易度の高いものです。実用というよりは、いろいろな使い方を稽古することにより、手の内を作る意味合いが強いと私は思っています。

六尺棒の手慣らし

沖縄古武道の六尺棒は、日本の古流棒術とはやや異なる特徴があります。私が習った六尺棒は、打つ際に棒を脇に抱えるような体勢をとり、打ち込みの威力と連続技の速さを重視しています。突きも同様で、脇に抱える状態から突き込みますので、あまり遠くまで突き込めません。相手との間合いは、古流棒術よりも自然と近くなります。

棒術には多様な回し方があり、ストリートパフォーマンスや殺陣の華やかなアクションとしても親しまれています。私自身も日々研鑽を積んでいますが、実用から離れた動きは極力控えるようにしています。その意味で、型の中から一、二の動作を抽出して行う単動の反復練習は、非常に価値があると考えています。
実戦という極限の緊張状態において、手の入れ替えや持ち替えといった複雑な動作を行うのは至難の業です。武器術において最も致命的なのは、武器を落としてしまうこと。武器を失うことは敗北に直結するため、「落とさない・隙を作らない」という視点は欠かせません。その現実を踏まえ、常に「実際に使う場面」を想定して一挙手一投足を練り上げることが、何よりも重要です。

日ごろからこうした動作を繰り返すことで、手の内が育ってきます。身の回りにあるものを状況に応じて扱えるようになること——それがこの稽古の目指すところです。