私が子供の頃、夏になると「あなたの知らない世界」という怖い心霊番組がありました。これを知っている人は同世代かもしれませんね。
さて今日は、ちょっと会派とはあまり関係がありませんが、あなたの知らない世界っぽい話をしようと思います。
スターウォーズ「シスの復讐」はご覧になったことがあるでしょうか。ざっくりと言えば、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになった時の話です。アナキンとは、シリーズ1の主人公、ルーク・スカイウォーカーの父親です。ルークとダース・ベイダーは親子関係だったわけですね。
要はアナキンが闇落ちしてダース・ベイダーという悪者になったわけですが、実は私も闇落ちしていたという事が分かりました。しかもそれは今ではなく、過去世で…。
私の友人で、そういった不思議な能力がある合氣道家がいます。彼が私を見て「塚原卜伝の晩年の弟子であり、剣術を教え、弟子もたくさんいた。しかし闇落ちして最後は戦場でのたれ死んだ…」という話をしてくれました。
まず過去世とはなんぞや!?という事ですが、生まれ変わりがあるという前提で、今現在の私は過去に何度も生まれ変わってきている、という考えのことです。
信じる信じないはあなた次第、という話になってしまいますが、私はこの話を聞いた時「塚原卜伝の晩年の弟子」だったというところが実は強烈にうれしかったのです。
あの有名な剣聖、212戦全勝、生涯無敗。向かい合った敵の攻撃を受けた事がない、矢傷が6か所だけ、という「鬼滅の刃」で言えば継国縁壱バリのチート級の強さを持った、人類史上最強と言っても過言ではない武術家であり剣術家です。そんな伝説の剣豪の弟子だったなんて…うれしいに決まっているじゃないですか。
しかも晩年の弟子だったという事で、若かった過去世の私は、随分と目を掛けられていたらしいのです。
ところが晩年の弟子というところがポイントで、道半ばで卜伝先生が亡くなってしまい、師匠を失ったその過去世の私は、卜伝先生の強さだけを追い求め、道を見誤り「強さこそが武術の道」とばかりに、戦いに明け暮れ、戦場でのたれ死んだ、という事でした…。
やはり超人の域に達した卜伝先生と凡人の私(過去世)では、全くレベルが違うという事でしょう。特に晩年の卜伝先生は「剣は人を殺める道具にあらず、人を活かす道なり(活人剣)」だという教えを広めていたのに…。
さて、今回生まれ変わった私は相変わらず武術を続け、稽古に明け暮れている訳ですが、また道を誤るところでした。本当につい最近までは「相手を制する事」を第一に置き、勝ち残るための武術を教えていました。要は、相手を倒すことばかりを考えていたわけです。しかし、その友人の助言と、最近の私の気づきから、ようやく「生きるための総合智」という活人剣に近い発想にたどり着いたことが、自分自身とても嬉しく思っています。
過去世という、科学的にはまだ完全に証明されていない事ですが、今の私の心境や過去の私の在り方を鋭く突いている、とても興味深い話になったのではないかと思っています。
たとえ過去世というものが無かったとしても、今の私の在り方に影響を与えたこの考え方は、大変有益だったと思っています。
もし本当だとしたら…、卜伝先生の弟子であり、しかも目を掛けて頂けていたなんて、こんなにうれしい事はありません。
ちょっと不思議な、怪しい話でしたが、作り話と思って楽しんでいただければ幸いです。
こういった類の話ですが、今年に入ってから何かとそういうご縁があり、今までは想像もしなかった、全く新しい人生を送っている最中です。
当会派の稽古は、もちろん武術としてやっていますので、怪しいところはありませんよ(笑)
