一人に対して5、6秒

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何かの動画か、もしくは本の内容等で、何秒で相手を倒すのかと言う質問に対して、
「一人に対して10秒以内」
というものがあったように思います。

鋭貫道では、一人に対して2、3秒。長くても5、6秒。と教わった事があります。
これは実戦における考え方で、大体それくらいだし、出来れば短いに越したことはない、と言った意味だと理解しています。

自分の身の安全を守る為なので、なるべく少ない手数で、出来るだけ短時間で相手を動けない状態にしないと行けません。
試合ではありませんし、相手が一人だけとは限りませんので、一人の相手に対して疲れてしまったらヤバい訳です。

「一人に対して10秒」というのも、相手と対峙して間合いを詰めるところから考えると、まあ大体そんなものかなと思います。間合いの詰まったところからだと2、3秒。長くても5、6秒と言ったところで、師匠の教えと同じような気がします。

この秒数の短さを競って、この流派は凄いとか、こっちのほうが強いとか、そう言った事では無いでしょう。
当身を多用する古流柔術や徒手の組打を稽古している剣術等、どこの流派も同じような考え方ではないかと思っています。

さて、ではどのようにしてに「一人に対して5、6秒まで」で倒すのでしょうか。

普通なら打撃で一撃必殺、と考えますが、そう簡単に一撃必殺の打撃が入る事はありません。ましてや急所に入れるなんて至難の技です。間合いが詰まったからと言って一撃必殺の打撃が上手く相手に入ると考えるのは単純過ぎます。

間合いに入ってから相手をどのように倒していくのか、そこに戦術がありその為の技があるのですが…、それは当会に入会して頂いた人だけに教えています。

とは言っても、聞いただけでは出来るとも思えませんが…。

スミマセン。m(_ _)m