武術や護身術に興味はあっても、実際に道場へ足を運ぶとなると、少し勇気が必要かもしれません。
「経験がなくても大丈夫だろうか」
「運動が得意でなくても、ついていけるだろうか」
「厳しい人ばかりだったらどうしよう」
「女性が一人で参加しても大丈夫だろうか」
特に初めて武術を習う方は、このような不安を感じることも多いと思います。
雙武會では、初心者の方にも安心して参加していただけるよう、まずは簡単な動きから、順を追って指導しています。
しかし、ただ身体を動かすだけではなく、私たちが何のために武術を学ぶのかということも大切にしています。
相手を攻撃する武術と、身を護るための武術
武術は、もともと相手と戦うための技術です。
その中には、相手を倒し、場合によっては殺傷することを目的として発達したものがあります。一方で、自分の身を護り、家族や仲間を守るために受け継がれてきた技術もあります。
どちらも相手と対峙する武術であることに変わりはありません。
しかし、相手への攻撃を主な目的とするのか、それとも自分や周囲の人を守ることを主な目的とするのかによって、戦い方だけでなく、稽古に対する考え方も変わってきます。
攻撃を目的とするなら、相手より先に攻め、倒すことが重要になるでしょう。
一方、護身を目的とするなら、危険を早く察知し、攻撃を受けない位置へ動き、相手の行動を制し、その場から安全に離れることが重要になります。相手へ必要以上の損傷を与えずに済むのであれば、それに越したことはありません。
雙武會が目指しているのは、後者の武術です。
攻撃の技術を、防御のために使う
雙武會の稽古では、鋭貫道を中心に指導しています。
鋭貫道の技術的な基礎となったのは、無影拳という中国武術です。無影拳は、どちらかといえば攻撃を主体とする武術です。
鋭貫道では、その技術的な強みを生かしながら、発想を防御主体へと転換しています。
こちらから争いを始めるためではなく、相手から攻撃を受けたときに、自分や仲間を守るために使う。相手と正面から力比べをするのではなく、攻撃線から身を外し、相手の体勢を崩し、必要に応じて反撃し、安全を確保する。
攻撃のために生まれた技術であっても、使う目的と考え方を変えることで、護身の技術として生かすことができます。
技そのものだけではなく、「何のために使うのか」を大切にしていることが、雙武會の護身武術の特徴です。
「総合護身武術」とは
実際の危険な場面では、どのような攻撃を受けるか分かりません。
殴られるかもしれませんし、つかまれる、押される、投げられるといった可能性もあります。複数人がいる場合や、何らかの道具を持った相手に遭遇することも考えられます。
そのため、打撃だけ、関節技だけというように、一つの技術だけですべてへ対応することは困難です。
雙武會では、鋭貫道を中心に、私がこれまで学んできた武術の技術も合わせて指導しています。突きや蹴りなどの打撃だけでなく、関節技、投げ技、崩し技、相手を制する方法、刀、杖、短棒などを用いる武器術まで、幅広く稽古します。
これらを別々の技術として寄せ集めるのではなく、共通する立ち方、重心移動、身体のつながり、間合いといった身体操作を軸にして学んでいきます。
一つの身体の使い方が、打撃にも、関節技にも、投げにも、武器術にもつながっていく。そのつながりを大切にしながら、総合的に護身術を学ぶ武術団体という意味で、雙武會は「総合護身武術」を掲げています。
さまざまな技術を扱いますが、最初からすべてを行うわけではありません。初心者の方も経験者の方も、それぞれの段階に合わせ、楽しみながら幅広く取り組める稽古を目指しています。
最初は簡単な動きから
武術というと、激しい打ち合いや、厳しい鍛錬を想像する方もいるかもしれません。
しかし、初めて参加する方に、いきなり難しい技や強い対人稽古を求めることはありません。
まずは立ち方、重心の移し方、身体を固めすぎずに動く感覚など、基本的なところから始めます。動きの意味や注意点も、その都度説明します。
運動経験や武術経験がない方でも、心配する必要はありません。初めから上手にできる人はいませんので、少しずつ身体を慣らしていけば大丈夫です。
武術経験のある方には、これまで学んできた技術との違いや共通点を確かめながら、新しい身体の使い方に取り組んでいただけます。
明るく、楽しく、安全に
雙武會では、相手を尊重し、お互いに怪我をしないことを大切にしています。
護身術を学ぶために、稽古で身体を壊してしまっては意味がありません。相手を力任せに倒したり、痛みや恐怖を我慢させたりするのではなく、お互いに協力しながら技や身体操作を学びます。
もちろん、武術である以上、真剣に取り組む部分はあります。しかし、道場全体が常に張り詰めた雰囲気というわけではありません。
分からないことがあれば質問し、ときには笑いながら、新しい動きへ挑戦する。真剣に学びながらも、明るく楽しく身体を動かすことが、長く稽古を続けるためにも大切だと考えています。
女性が一人でも参加できます
雙武會には、女性の稽古生も参加しています。
体験へ申し込む際に、一緒に来られる知人やご家族を探す必要はありません。女性がお一人で来られても、安心して稽古へ参加できるよう配慮しています。
力の強い相手と無理に競い合う必要もありません。
護身術に必要なのは、腕力だけではありません。立ち方、相手との距離、危険を察知すること、攻撃線から外れること、相手の力とぶつからずに体勢を崩すことなど、身体の大きさや筋力だけに頼らない方法を学びます。
護身術を身につけたい方はもちろん、運動不足を解消したい方、身体の使い方を学びたい方、日常とは違うことに集中する時間を持ちたい方にも取り組んでいただけます。
誰かに勝つためだけの稽古ではありません
雙武會の稽古は、大会で勝つことだけを目的としたものではありません。
年齢や体力、武術経験に合わせて、それぞれが自分なりの目標を持ち、自分のペースで続けていただければと思います。
護身術も、一度の稽古で特別な技を覚えれば完成するものではありません。普段の稽古を通して、身体の使い方、相手との距離、危険への向き合い方を少しずつ身につけていくものです。
稽古を重ねる中で、以前より身体が動きやすくなったり、姿勢や重心を意識できるようになったり、慌てずに周囲を見る余裕が生まれたりします。
相手を倒すことだけではなく、自分を守り、仲間を守り、できる限り無事に危険から離れること。
それが、雙武會の考える護身武術です。
まずは体験してみてください
ホームページやブログだけでは、道場の雰囲気や、実際の稽古の進め方まですべてをお伝えすることはできません。
興味はあるけれど、自分にできるか分からない。そのような方にこそ、一度体験していただきたいと思います。
実際に身体を動かし、指導の内容や稽古生の雰囲気を見たうえで、ご自身に合うかどうかを判断してください。分からないことや不安に感じていることがあれば、体験の際に遠慮なくご質問ください。
武術経験は必要ありません。
女性が一人でも、運動が久しぶりの方でも大丈夫です。
まずは簡単な動きから、護身武術を一緒に始めてみませんか。
雙武會では、新しい稽古仲間を募集しています。


