7月末に入会された二十代男性の稽古生の方に、雙武會を知ってから入会するまでの経緯について、アンケートに答えていただきました。
私たちが普段、当たり前だと思っていることでも、初めてホームページを見る方には違って見えていることがあります。どのような目的で雙武會を見つけ、何に不安を感じ、最終的に何が入会の決め手になったのか。
今後の道場運営やホームページ作りを考えるうえで、とても参考になる回答でしたので、今回はその内容をご紹介します。
武術を探した目的
武術を探し始めた目的は、護身術を身につけることと、身体を動かすことでした。
地図アプリで「武術」と検索し、その中で雙武會を見つけたそうです。ホームページ内の特定の記事を読んで体験を決めたというよりも、道場の内容や稽古生のコメントなど、サイト全体を見て判断されたようです。
私としては、一つの記事が決め手になったわけではないという点も、興味深く感じました。
ブログでは武術の技術や身体操作、稽古に対する考え方など、さまざまな内容を書いています。それらの記事と、普段の稽古風景、稽古生の声などを合わせて読むことで、少しずつ雙武會の雰囲気が伝わったのかもしれません。
「敷居が高そう」という第一印象
雙武會を初めて知ったときは、団体名から威厳を感じ、「敷居が高いところかもしれない」と思ったそうです。
これは、私にとって少し意外であると同時に、よく考えてみれば確かにそう見えるかもしれないと思いました。
「雙武會」という名称に加え、鋭貫道や影流刀道など、初めて目にする名称が並んでいます。武術経験のない方から見れば、どのような人が集まり、どれほど厳しい稽古をするのか、なかなか想像できないでしょう。
しかし、実際にホームページを読んでみると、思っていたほど敷居は高くなく、稽古生のコメントなどから親しみやすさも感じたとのことでした。
雙武會では、初心者だからといって冷たく扱うことはありません。初めて武術を学ぶ方には、動きの意味や注意点を説明しながら、それぞれの身体に合わせて稽古を進めています。
外から見た印象と、実際の道場の雰囲気には、少し違いがあったようです。
入会の決め手となったもの
入会を決めた理由として挙げられていたのが、他ではあまり見かけない身体操作と技術体系です。
雙武會では、鋭貫道によって身体操作の基礎を学び、それを徒手の技だけでなく、影流刀道や短棒、杖などの武器術にもつなげていきます。一見すると異なる技術に見えても、その根本で使っている身体は同じです。
単に技の種類を増やすのではなく、一つの身体操作をさまざまな状況へ応用していく。そこに魅力を感じていただけたことは、指導する側としてもうれしく思います。
また、他の道場や武術教室とも比較したうえで、入会時に防具や武具などの費用が大きくかからないことも、選んだ理由の一つだったそうです。
武術や武道の種類によっては、始める際に道着、防具、武器などを一式そろえる必要があります。雙武會でも、稽古を続ける中で必要になるものはありますが、最初から高額な装備をすべて用意しなければ体験できないわけではありません。
まず実際に稽古を経験し、内容を理解したうえで続けるかどうかを考えられることも、始めやすさにつながったのだと思います。
体験時の質問について
今回のアンケートでは、改善すべき点についても回答をいただきました。
体験の際、師範や稽古生へ個別に質問できる時間があれば、より理解を深めやすく、親しみも持ちやすかったのではないか、という意見です。
これは、今後の体験を考えるうえで、とても大切な指摘だと思います。
体験中は、どうしても実際の稽古を進めることが中心になります。初めての方も、何を質問すればよいのか、その場では分からないことがあるでしょう。稽古が終わり、一度落ち着いてから初めて疑問が浮かぶこともあります。
今後は体験後に、稽古内容や通い方、不安に感じていることなどを、個別に質問できる時間を設けられるよう工夫していきたいと思います。
もちろん、普段の稽古でも、分からないことがあれば遠慮なく聞いてください。技の形だけでなく、なぜそのように動くのか、何を目的とした稽古なのかを理解することも大切です。
外から見なければ分からないこと
今回のアンケートを通して、雙武會が外からどのように見えているのかを、少し知ることができました。
私たちにとっては普段どおりの名称や稽古内容でも、初めて知った方には、威厳があり、少し入りにくい場所に見えることがあるようです。
一方で、実際にホームページを読み、体験へ来てみると、想像していたほど敷居は高くなく、親しみやすさを感じてもらえる。そのことが分かっただけでも、今回アンケートをお願いした意味がありました。
雙武會には、護身術を身につけたい方、運動不足を解消したい方、他にはない身体操作を学びたい方など、それぞれ異なる目的を持った方が来られます。
武術経験がないからといって、最初から身構える必要はありません。
ホームページを見て興味はあるものの、「自分にできるだろうか」「厳しすぎる道場ではないだろうか」と迷っている方は、一度体験へお越しください。
実際に身体を動かし、道場の雰囲気を感じたうえで、ご自身に合うかどうかを判断していただければと思います。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。いただいたご意見は、今後の道場運営と体験内容の改善に生かしていきます。

