(修正版)運動が苦手でも武術は始められるか?

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武術に興味はあるけれど、運動はあまり得意ではない。先生の動きを見ても、同じように動けるか自信がない。そのような理由で、始めることをためらっている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、運動が得意な方は、さまざまな動きを覚えたり、技を身につけたりするのが早いでしょう。しかし、武術はそれだけで決まるものではありません。実際に身を守る場面でも、覚えている技の数や、動きの速さ、見栄えのよさだけでは測れないものがあります。

一つの動きでも、長年続けて練り上げていくことができます。それが自分の身体に根ざし、自分に合った技として育っていくのであれば、なおさら大切にする価値があります。

そうした自分の技を追求することが、鋭貫道の目指すところです。そのために大切なのは、自分自身を深く知ること。私や師範代は、その手助けをする立場にいます。

説明を聞き、自分でも試し、分からないところを確かめる。その繰り返しから、少しずつ自分の身体を知っていきます。今回は、運動に苦手意識のある方へ、私自身の経験も交えながら、鋭貫道の稽古の入り口をご紹介します。

1.運動が苦手、と感じる理由は人それぞれ

球技が苦手、動きを覚えるのに時間がかかる、周りの人と比べてしまう。「運動が苦手」と感じる理由は、人によってさまざまでしょう。

かくいう私も、球技は大の苦手です。小さい頃に無理やりやらされた野球が嫌いになり、サッカー、バスケットボール、ハンドボールなどにも、ほとんど興味を持てませんでした。今でも得意ではありません。

それでも、武術は好きでした。その好きな武術をひたすら続けてきた先に、今の私があります。

ですから、球技が苦手だったことや、学校の体育でうまくできなかったことだけで、武術も自分には向いていないと決める必要はないと思っています。実際に触れてみて、面白いと感じるものがあるかどうか。まずは、そこからでよいのではないでしょうか。

2.立つ、構える、足を動かすところから

鋭貫道では、基本となる立ち方や構え方、足の動かし方などから始めます。最初に簡単な動作の要領をお伝えしますが、その基になるのは、あくまでも自分の身体の動きです。

まずは動いてみる。ミットを打ってみる。体力や身体の状態に合わせ、安全に配慮しながら、のびのびと身体を動かしてみる。そうした中で、自分がどのように動いているのかを確かめていきます。

初めから、すべてを理解している必要はありません。説明を聞いただけでは分からなかったことも、動いてみると少し分かる場合があります。反対に、分かったつもりでも、実際にはうまく動けないこともあります。その違いに気づくことも、稽古の一つです。

3.続けることで理解できることがある

私自身、馬歩という基本の立ち方を理解するまでに、3年かかりました。

師匠から教わり、一人でも稽古をしましたが、分からないことはいくつもありました。それでも、分からないなりに続けていると、あるとき理解できる瞬間が訪れます。はっきりとしたきっかけを説明できず、「いつの間にか分かるようになっていた」と感じることもあります。

これは、経験してみないとなかなか伝わらないことかもしれません。ですが、すぐに分からないからといって、自分にはできないと結論を出さなくてもよいのです。

一つずつ、少しずつで構いません。楽しみながら続けることを、大切にしていただければと思っています。長い間分からなかったことが、自分の中でつながる。その経験は、武術だけでなく、人生においても一つの自信になると思います。

4.鋭貫道は、内観の武術

鋭貫道には、基本的に決まった型がありません。基本を学びながら、自分の動きを確かめ、自分に合った技を作っていきます。

自分の身体には、まだ自分でも気づいていない動きがあります。私も今なお、「こんな動きができたのか」と思うことがあります。総師範という立場であっても、自分の身体をすべて理解しているわけではありません。まだまだ未熟であり、学ぶことは尽きません。

鋭貫道を「内観の武術」と考えるのは、そうして自分自身を深く観ることを大切にしているからです。どこに余計な力が入っているのか。どのように動けば無理がないのか。実際に動き、相手との稽古でも確かめながら、自分の身体への理解を深めていきます。

たくさんの技を覚えることだけを急がず、まずは一つ、自分の身体から生まれる動きを丁寧に育ててみる。その積み重ねによって、自分ならではの技が形になっていくのだと思います。

今の自分に合うところから、体験してみる

「自分にもできそうか」は、考えているだけでは分からないこともあります。興味がありましたら、まずは基本の動きに触れてみてください。運動の経験や、苦手に感じていることも、お聞かせいただければと思います。

鋭貫道の体験では、現在の体力や経験を伺いながら、無理のない内容をご案内します。今できることを入り口に、少しずつ自分の身体を知っていきましょう。

日時・会場・申込方法は、以下のページをご覧ください。

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