私がまだ鋭貫道を継承していなかった時期、陳氏太極拳をメインで教えていた頃の動画です。
つい先日、外付けハードディスクの中を整理していたところ、昔撮影した稽古動画が大量に見つかりました。既に削除したものと思い込んでいただけに、こんなところにきちんと残っていたのかと、我ながら驚きました。
ほんの七~八年前とはいえ、見返してみると自分でも若いなあと感じます。太極拳でありながら動きが機敏で力強い。柔らかく動こうとしながらもどこか力みが見える、そういったところがまだまだ若さゆえだなと思うところです。
さて、今回はその中から、太極拳の動作で相手を崩して投げるものを一本ご紹介します。
実用を想定したものではありませんが、相手を崩す理合いを探求するには良い稽古だと思います。どれほど力の強い相手が来たとしても、放鬆(ほうしょう:ファンソン)した状態でこのような技を掛けるには、相手の力が来た瞬間に即座に技へ移行しなければ難しい、というのが私の考えです。相手の力がしっかり掛かってしまった状態では、すでに自分が放鬆できていないため、それはもう太極拳ではありません。ですから、来た瞬間に技を掛ける、ここが肝心だと思っています。もっと腕の立つ太極拳の先生であれば、がっちり取られた状態からでも対応できるかもしれませんが、少なくとも今の私にはできません。
これは稽古動画ですので、お互いが相手の力を読みながら動いています。そのことを踏まえてご覧ください。
それにしても、これだけ見ていると、なんだか私が達人のように映ってしまいます。動画を見るときは、見た目に惑わされないようにしないといけませんね。
