7月末頃から今日まで、鋭貫道クラスには体験者が続けて来てくれました。26歳の男性に始まり、ご家族4人での体験、そして女性お一人での体験と、間を置かずに続きました。
その結果、26歳の男性が入会し、ご家族4人のうち3人が入会。そして本日、2回目の体験に来られた女性も、稽古終了後に入会を決めてくださいました。
会派として大変うれしいことですし、もちろん私自身もとてもうれしく思っています。新しい方は皆さんやる気があり、稽古場にも自然と活気が出てきました。今まで活気がなかったわけではありませんが、やはり新しい仲間が増えると、稽古全体の空気も変わります。
そして今回、私にとって少し意外だったのが、女性の入会が一気に3人になったことです。
これまで私は、女性であれば太極拳クラスの方に興味を持つ方が多いのではないかと考えていました。鋭貫道は実戦色が強く、外から見ると少し怖そう、痛そうという印象もあると思いますので、まさか女性が続けて入会するとは正直あまり想定していませんでした。
もちろん、鋭貫道が女性には無理だという意味ではありません。むしろ今回のことで、私自身が女性を少し甘く見ていたのかもしれないと思いました(笑)。女性は、こちらが思っているほど弱くありません。
実は女性にも向いている鋭貫道
鋭貫道は、太極拳に劣らず、女性にも向いている武術だと思います。
理由の一つは、腕力に頼らないことです。
鋭貫道は打撃を多く使うため、どちらかといえば攻撃的な武術に見えるかもしれません。しかし、ボクシングや空手のように、腕を大きく振り切って強い衝撃を出すことだけを目指しているわけではありません。
身体全体で相手との距離に入り、全身の動きを使って打撃を出します。そのため、単純な腕力が強くなければ技が使えないというものではありません。
さらに、鋭貫道の考え方そのものも、女性に合っている部分が多いと思います。
いわゆる「一撃必殺」や「肉を切らせて骨を断つ」といった、正面から力と力をぶつける考え方を中心にはしていません。なるべく相手の攻撃を受けず、できるだけ安全な位置から、余計な力を使わず、効率よく動くことを重視します。
だから、筋力トレーニングで大きな力をつけることを前提にしていません。その証拠に、私の師匠、つまり鋭貫道創始者は、一切筋トレをしません。理由は「疲れるから」です…。(かなり衝撃的です…!!)
強い相手に対して、こちらもさらに強い力で対抗するのではなく、どうすれば力を使わずに済むのか、どうすれば危険を減らせるのかを考える。こうした発想は、体格や筋力で不利になりやすい人にとって、非常に合理的だと思います。
「カラフルで面白い武術」
師匠は以前、鋭貫道を「カラフルで面白い武術」と表現していました。
この言い方も、私は鋭貫道らしいと思っています。
力強さや厳しさだけを前面に出すのではなく、人によって動き方が違ってよい。得意なことも違ってよい。それぞれが自分の身体に合った武術をつくっていくから、結果として動きも技も多彩になります。
そんな柔らかい考え方を持ちながら、師匠自身はとても強い。そこがまた面白いところです。
今回入会された女性たちが、この考え方をどのように自分の身体へ落とし込んでいくのか、これからがとても楽しみです。
3人のうち一人は高校1年生ですので、年齢も身体も違う3人が、同じ鋭貫道を学びながら、どのようにそれぞれの動きを身に付けていくのか。おそらく、3人とも全く違う武術になっていくのでしょう。
その頃には、私の方が教わることが増えて、お払い箱になっているかもしれません(笑)。
もちろん、先に入会した26歳の男性にも負けずに頑張ってほしいですね。
新しい仲間が増え、これから稽古場がどのように変わっていくのか。
私自身、今後の稽古がとても楽しみです。


